寒さに強く、一般の家庭でも比較的育てやすく、初めてランを手がける人にも大変親しみやすいランです。
常緑性の多年草であり、原産地は主に東南アジアで、熱帯アジアを中心に北は日本、中国、ヒマラヤ山脈、インドからオーストラリアまで非常に広い地域に、約50種の厳守が地生、半着生で自生とています。日本のシュンラン、カンラン、スルガラン、中国ノキンリョウヘン(金稜辺)ホウサイラン(報才蘭)などといった東洋ランも、実は同じ同じ仲間のシンビジュームに属されます。
一般に市場に出回っているのは、熱帯アジアから東南アジア原産の大輪の花をつける原種を改良した大型種と、中国原産の東洋ランに大型種を交配させたり改良した中・小型種とに大別されます。
大型種は、その名のとおり全体に草丈が大きく、大輪の美しい花をつけ、華麗で豪華な印象です。花期が長いのも特徴のひとつです。ただし、低温にはやや弱い傾向にあります。中・小型種は大型種に比べると、やや地味ですが、丈夫で耐寒性があり、花立ちもよく、それだけ育てやすいといえます。
大型種・中・小型種とも11月ころからつぼみも大きく成長し、1月ごろから花期を迎えます。花茎が伸びるにしたがって、つぼみとつぼみの間隔が開き、下のつぼみから上へと順に咲いていきます。一輪の花が咲いている時期は1ヶ月にもなります。切り花にしても長く楽しめる花です。その色彩は紅紫、桃、緑、黄、白色など豊富です。
購入するときは、バルブにしわがなく、株が全体にしっかりしていて、根が盛りあがっているようなものを選ぶとよいでしょう。長く垂れ下がった葉が目立つものは避けるほうが賢明です。